画像のディジタル化
標本化・量子化・濃淡情報
画像の濃淡情報を得る
- 標本化
- 空間(画像のある平面領域)は数学的には無限に分割可能
- センサの特性による制約で不可能
- できても保存できない
- 量子化
- 1点の光の強さは、数学的には実数=小数点以下無限
- 量子化器(A/D変換器)・ノイズの制約
- できても保存できない
標本化(sampling)
- 元の写真(と、考える/既に標本化されているが)
標本化
- 100x75 で 標本化
エイリアシング (aliasing)
- 標本化によって生じる疑似パターン
縞模様のエイリアシング
ナイキスト (Nyquist) 間隔
- ΔxNyquist = 1/(2・ξmax) = λmin/2
- ξmax ... 標本化対象の最高空間周波数
- λmin ... 標本化対象の最小空間波長
- エイリアシングを防ぐには
- 標本化の前に平滑化
量子化の図解
量子化した画像
- 原画像
- 1 bit (2 level)
- 2 bit (4 level)
- 3 bit (8 level)
- 4 bit (16 level)
- 5 bit (32 level)
- 6 bit (64 level)
擬似輪郭
- 滑らかに濃淡が変化している
- レベルの異なる領域の境目が目立ってしまう
- => 擬似輪郭 (false contour, false edge)
どこまで量子化するか
- 人間の目 ... 6 bit (64 level)
- ディスプレイ ... 8 bit (256 level)
- 特殊用途 ... 10 bit (1024 level)
- 部分的に明暗を調整する(検査等)
濃淡情報
- ヒストグラム
- どの値がどれだけ出現するか
- 原画像 のヒストグラムを次に
ヒストグラム
明るさ
- 画像処理ソフトによって解釈が違うが
コントラスト
- これも画像処理ソフトによって違う
明るさ・コントラストの調整
ガンマ補正
- 入力 x, 出力 y 最大値 1.0 として
- y = x1/γ
- γ 大 ... 明るい
- γ 小 ... 暗い
γ 補正
γ 補正の結果とヒストグラム
本日の問題
- 次の用語で関係の深いものを組み合わせなさい
- 標本化
- 量子化
- 疑似輪郭
- エイリアシング