情報倫理
企業・職業倫理を考える
- 某建築士(構造設計)
- 普通に考えれば、偽装しても得はない。
- お客様は神様 ... 元請会社がお客様
- 経費削減がお客様の要求
- 仕事が速い ... と見せる
- 構造計算は難しい
- エラーになったとき
- どこを補強するか?
- えい。こっちをごまかせば。
「倫理」とは
- 行動の規範としての道徳観や善悪の基準(新明解国語辞典)
- 「倫」は「なかま、同胞、同類」(新明解漢和辞典)
- 一面的な善悪の基準では矛盾する状況のとき、どうやって考えるか、導くべきかを考えること(辰巳丈夫)
- 原則と判断
- 「方法論」や「功利」ではない
大原則としての情報倫理
- 規約 = code を作るための原則
- 「自分に対するのと同じように他人に対せよ」
- 情報「発信」で何を考えるべきか
- メールの「発信」からウェブサイトでの「発信」まで
規約としての情報倫理
- Code of Ethics (倫理規約|倫理憲章|倫理綱領)
- 多くの大企業ではこれを掲げている
- どちらかといえば、「原則」の確認
- たとえば、電子メールの署名は4行以内
- Code of Ethics というよりは、「ネチケット」
社会的倫理と情報倫理
- 著作権(知的所有権)問題
- プライバシー侵害問題
- ネチケット(情報倫理)
情報倫理の背景
- 因果関係
- プログラムの理解
- 計算量
- 情報量
- ネットワーク速度
- 情報処理の規格
インターネットの倫理
- 商業利用
- 売れればOK
- 消費者は「只より安いものは無い」
- 広告
- 某巨大掲示板
- 某SNS
既存メディアとインターネット
- 新聞・放送などは、記事・放送内容・広告に「倫理規定」
- 映画 ... 映倫
- ビデオ ... ビデ倫(あるらしい)
- インターネット(ウェブ他)は コンテンツ提供者任せ
- 放送だと 「ピー」... ネットでは、そのまま
「ピー」
- の仕組みについての試み
- Internet Decency Act
- インターネットの「上品さ」に関する法令
- Platform for Internet Content Selection
- インターネットのコンテンツ選択基盤
レイティング
- レイティング
- 格付け
- どこがいけないかの判断
- ラベリング
- レイティングの結果を示す
- フィルタリング
- ラベリングを見て、(家庭に・学校に)通すかどうかを判断
結局のところ
- コンテンツ作成者に意識が無い
- レイティング・ラベリングが無い
- フィルタリング
その他の倫理的問題
- ネットワーク帯域の占有
- サーバ負荷
本日の問題
- インターネット(ウェブ・メールなど)上で情報倫理を確立することが 難しい理由を 考えて 書いてください。